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プロフィール・設立ストーリー

堀江美砂子 プロフィール

幼いころより草花に興味を持ち、卒業後いけばな、フラワーアレンジメントを習い始める。
フラワーデザインの世界に魅了されヨーロピアンフラワーデザインの本場ドイツへ渡る。

ヒルトンホテルミュンヘン内のWestermeier Blumen で見習いとして修業を始め、Gruenberg のフローリスト
養成学校を優秀な成績で卒業。

さらに現地のフラワーショップBlumen Meire で経験を積み、
ミュンヘン領事館やジャパンフェスタ等さまざまなイベントの空間装飾で絶賛を浴びる。

その後、マイスター学校でペーターアスマン氏に師事、
マイスターの称号(ドイツ職人に与えられる最高職位[国家資格])を取得。
マイスターコンクールでテーマ制作部門 優勝。花束部門3位入賞。

10年に及ぶドイツの修業を終え帰国後ウエディング、イベントの仕事を手掛ける。

NHKやTBS出演、花時間、フローリスト、ベストフラワーアレンジメント等、多数掲載。

2011年フラワーショップ花匠美開業。

2017年ドイツトップフローリストアカデミー開校。

日本フラワーデザイン専門学校講師等、幅広い分野で活躍し、
いけばなの伝統とドイツの斬新でシャープなフローリスト技術の融合による
新たなフラワーデザインの可能性に挑戦し続けている。

story

アカデミーの設立ストーリー

お花を習う

幼いころから花が好きで、時々もらう花束はとても綺麗なのに、ラッピングをほどき、自分で花瓶に生けると全く美
しくない仕上がりに、いつも落胆していました。『もらった花束を花瓶に美しく活けたい。』
それが私が花を習い始めた理由です。

渡独

ヨーロピアンフラワーの本場、ドイツフローリストに興味を持った私は、
ミュンヘンのお花屋さんWestermeierblumen で見習いとして働き始めました。
最初はよく解らずセンスのよさそうなヒルトンホテルの中のお花屋さんで働かせて頂きました。
オーナーのペトラは丁寧に教えてくれましたが、教え方が感覚的で私には理解できず、数年働いたにもかかわらずそこで私は成果を感じられませんでした。
『どうせ私にはセンスがない』と辛い海外生活が嫌になり始めました。

運命的な出会い

諦めかけていた私は、これが最後と参加したあるセミナーでアンネ先生に出会いました。
アンネ先生は私のその当時の状況を聞き 学校で理論を学び フローリストの資格を取ることを勧めてくれました。
私は先生の勧め通り 学校で理論を学ぶ決意を固めました。
先の見えなかった私の未来に可能性が少しでもあるのならばチャレンジしたいと思ったからです。

フローリストの学校

初めて通ったフローリスト学校 Gruenbergでは、実技より学科の方が多く、日本のフラワースクールとは異なり、机に向かって先生の言葉をノートにとる毎日でした。
理論を学び『なぜそうしなければいけないのか』を知ると、今までペトラが教えてくれたことが裏付けされていく感覚を得ました。
今までぼんやりしていたこと、わからなかったことが、まるでパズルのピースがはまるように頭のなかでクリアになっていき、それが面白く理論にのめり込むようになりました。
理論を学び実践で試す、その繰り返しと、テーマに沿って毎回自分で花を選びデザインすること。
ペーターアスマン氏をはじめとした世界トップクラスの先生方の教えを乞うこと。
この組み合わせで、今まで何をしても上達しなかった私が、手応えを感じ始めました。

協会設立

帰国後花屋で働いた私は、たくさんのお客様にアレンジを提供し喜んで頂きました。
お客様の『綺麗なアレンジを作成できる花屋が少ない』という声を聴くと同時に、なかなか上達出来ず悩んでいる方が多くいることも知りました。

全く才能のなかった私でさえ上達したのだから、今悩んでいる人たちにとってもドイツ理論は壁を乗り超えるきっかけになる、私がドイツで学んだことを次世代に繋げることが業界のためになると思い、ドイツフローリスト技術の普及を目的とした、ドイツトップフローリスト協会を設立しました。

花屋の仕事は、ただ花を売だけではなく、花のチカラと匠の技で美の世界を追求し、関わる全ての人に感動を与えること。
そのためにたゆまぬ努力を続け己の技術を磨くこと。

自分の技術が誰かを幸せにしていると感じた時、それはこれ以上ない喜びになると私は思います。
その人生における大きな喜びを沢山の人に経験してもらいたい、そしてそのお手伝いをしたいと思っています。